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【ゴールデンライフ】糖尿病1000万人時代、知っておきたい糖尿病の新常識



糖尿病の予防・治療は続けることが大事




糖尿病による医療費負担も大きな問題です。糖尿病患者の平均医療費は、一人当たり年間20万円以上。合併症を併発すると通常の治療費の約5倍、透析治療になると20倍以上にも上るといいます。そのため早い段階から予防に努めることは、患者自身の経済的負担はもちろん、国の医療費負担の観点からも必要不可欠といえます。では、私たちは糖尿病とどのように向き合っていけば良いのでしょうか。

「糖尿病は血糖コントロールに努めることが必須です。良好に保つにはインスリン治療を先延ばしにせず、できるだけ早めに取り入れることが大切です。膵臓(すいぞう)に休息を与えることで、機能が回復しやすく、投薬治療に戻すことも可能です。つまり、インスリン療法は最後の砦(とりで)ではないのです。今は投薬治療と平行して、効果が長く続くインスリンを1日1回だけ注射する、「BOT(BasalSupported Oral Therapy)」とよばれる治療法が主流になっています。入院することなく、安全かつ効果的に始められます」

食事と運動療法を早くから取り入れることも、予防につながると弘世先生は言います。
「無理をせず、食後に近所を散歩するだけでも十分です。足腰が弱い人は、『足上げ腹筋』をしたり、体力に自信がない人は500㎖のペットボトルでダンベルをしたり、自分ができる運動から始めましょう。大切なことは継続すること。糖尿病食を質素な食事と捉えがちですが、実は健康食です。一病息災という言葉のように、糖尿病と向き合い正しい治療を行えば、糖尿病の改善や予防だけでなく、健康寿命の延伸につながることも十分に考えられるのです」


●お話を伺った方

弘世 貴久(ひろせたかひさ)先生

東邦大学医療センター大森病院
糖尿病・代謝・内分泌センター センター長・教授医学博士。日本糖尿病学会(評議員・専門医・指導医)。糖尿病治療において、特に薬物療法とインスリン療法に精通。早い段階でのインスリン療法の導入を提唱。検診による糖尿病の早期発見と早期治療の重要性を発信し続けている。




最初は10分の運動からでOK!ライザップ式運動法&食事法





経済評論家の森永卓郎さんが、トレーニングジム「ライザップ」に通ったことで持病の糖尿病が改善したことは有名です。
一体どんなプログラムなのか?その内容について取材、紹介します。



なぜ糖尿病が改善?ライザップのプログラム





森永卓郎さんがライザップのCMに登場したのは2016年の春。4カ月のプログラムで、体重は59.4㎏から69.5㎏と、約20㎏のダイエットに成功しました。その変貌(へんぼう)に驚いた人も多いでしょう。さらに、重度の糖尿病でインスリンと糖尿病薬療法を続けていたにもかかわらず、プログラム終了時点で糖尿病薬の服用が必要ない状態まで改善したのです。

ライザップで医療ユニット長を務める健康運動指導士の松崎主税(ちから)さんは、同社のプログラムはあくまでもダイエットが主目的だと話します。
「ライザップのプログラムの基本は、理想の体を目指してトレーナーとマンツーマンで行う、個々に合わせたトレーニングと食事指導です。
163施設を超える医療機関と提携し、専任トレーナーを中心に、提携医師やカウンセラー、管理栄養士を含めたチーム体制でトータルにサポートします。無理なく健康的に痩せられることが、結果的に糖尿病の改善につながっていると考えます」
糖尿病がある場合は、かかりつけ医の判断を要するそうで、森永卓郎さんも同様に、CTやMRIの結果をもとに主治医の診断を受けてから、最初は10分程度の軽い運動から始めたそうです。

「ライザップの会員数は現在9万人以上ですが、その中の約1万3000人が50歳以上の方たちです。その多くは、健康維持や健康になって人生を楽しみたいと考えています。以前、プログラムを3カ月間体験した19名の方の健康効果を検証したところ、体重は平均13.47㎏減り、中性脂肪は65.6%ダウンし、空腹時血糖値は13.6%下がりました。今はボディメイクとともに、健康を目的としてライザップを求める声が確実に増えていると実感しています」

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