第18回 足腰を丈夫にする蝦
<クルマエビ科芝えび>(写真は十脚目クルマエビ科芝えび)
●足腰を丈夫にする蝦
蝦(えび)は体を温めて腎を補う作用が強い食べ物です。足腰が冷える、腰から下がだるく、力がない、物忘れがひどくなる、疲れやすいなどの症状に効果があると思われます。冷えて夜間の尿の回数が多い場合や精力減退にも有効でしょう。
托毒(たくどく)とは、蕁麻疹(じんましん)やはしかなどで治りきらないとき、そこに残っている毒素を出し、早く治す作用です。はしか、水疱瘡にかかったとき、活きた蝦を煮た汁を飲むと経過が順調であると「医食同源の処方箋」(葉橘泉(ようきっせん)編著、中国漢方刊)に書かれています。
婦人の乳汁不足には活きた蝦を少し炒って、酒を振って2、3日続けて食べるとよいそうです。
「本草綱目(ほんそうこうもく)」で有名な李時珍(りじちん)は蝦の説明に「食するに生姜と酢をもって」と書いており、蝦に当るのを防ぐ食べ方が古来より知られていたと思われます。
[レシピ] 青蝦炒韮菜(えびとにらの炒め物)
- 芝蝦
- 250g
- 韮
- 1束
- 生姜
- 1かけ(みじん切り)
- 酒・醤油・酢
- 各大さじ1
- 油
- 大さじ1
1. 芝蝦は頭と足をとり、洗っておく。殻はそのまま。
2. 韮(ニラ)は3センチ位に切る。生姜(ショウガ)は千切り。
3. 中華鍋に油大さじ1を熱し、蝦を入れて炒める。
4. 紅くなったら調味料と生姜、韮を入れて炒める。
韮は肝・腎・胃経に入り、蝦との取り合わせは補腎の観点からとてもよいと考えられます。さらに、お腹を温め、気をよく全身に巡らせます。
韮子(きゅうし)といわれる成熟種子は補腎壮陽の効果が高く、インポテンツ、遺精、頻尿、白色帯下(おりもの)などに使います。
北京で習った料理ですが、生姜と酢を使っているところも心憎いですね。
☆次回は「陰陽」のお話です。どうぞお楽しみに。
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