第33回 造血作用のあるホウレンソウを
<アカザ科ホウレンソウ>
●造血作用のあるホウレンソウを
今回と次回は、造血作用が期待できる野菜を紹介しましょう。
まずホウレンソウです。原産地はペルシャといわれています。中国へは唐の時代には伝わっており、現在もよく食べられています。日本へは中国から伝わりました。
春の養生でお話したことを応用しますと、帰経が肝ですので、造血作用があり、目にもよいとわかります。現在は鉄分を多く含むことが知られていますので(100g中3.7mg、ちなみに鶏レバーには9.0mg)、血を養い、増加させる効能も理解できます。葉酸も含みます。葉酸はホウレンソウのラテン語foliumから葉酸(folic acid)と名づけられた経緯があります。血液を造る際に必要なビタミンです。
根の赤い部分にはマンガンが多く含まれ、やはり造血に寄与しています。
ビタミンAが多く(100g中2000IU、鶏レバーには47000IU)、視力を増強することも知られています。
亜鉛を含みますが、亜鉛は近年、味覚に関与していることがわかり、味覚障害の患者さんに処方されていますので、ホウレンソウの炒め物、胡麻和えなどは効果が期待できます。亜鉛はまたインシュリンの貯蔵にも関係しているとのことですので、ホウレンソウと鶏内金(けいないきん、鶏の砂のうの内膜)のスープが、糖尿病の口渇に使われていたのもうなずけます。
[レシピ] ジャージャーメン
- 麺(細めの生麺又は乾麺)
- 人数分
- 豚挽肉
- 400g
- 黒胡麻
- 15g
- テンメンジャン
- 大さじ4
- ニンジン
- 1本
- 小松菜 1束
- モヤシ
- 1袋
- ホウレンソウ
- 1束
- 生姜
- ネギ
1.ニンジンは細切りにしてさっと茹でる。
2.モヤシは根を取ってゆでる。
3.小松菜とホウレンソウは茹でて細かく切る。
4.油をあたため、生姜、ネギのみじん切りを炒める。ひき肉も入れて炒める。テンメンジャン、水、黒胡麻をいれてしばらく煮て味を見る。
5.麺を茹でて、皿に盛り、その上に野菜を並べて、真中に肉味噌をのせる。
大人の方ならテンメンジャンのほかにトウバンジャンを入れて辛くしても美味しいです。麺は秋田の稲庭うどんがいちばんぴったりです。
この料理は北京で中国語の先生に教わりました。お伝えした方には、野菜をたっぷりいただけて美味しいと喜ばれています。先生には他にもいろいろな料理を教えていただきましたが、どれも野菜中心で優しい味でした。
北京の中年女性は肥満気味でしたが、彼女はもちろんとてもスリムでした。
☆次回は金針菜(きんしんさい)の予定です。どうぞお楽しみに。
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