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蚊対策はボウフラ退治から 国立感染症研究所が協力を呼びかけ

虫よけだけでなく蚊を発生させない対策を

2014年ごろから、日本国内で蚊によって媒介されるデング熱やジカ熱などを発症する人が確認されるようになっています。

これらの病気の原因となるウイルスはもともと日本には存在しません。海外で感染した人が日本で蚊に刺され、この蚊が別の人を刺すことで感染が広がってしまいます。そのため、蚊に刺されないように虫よけを徹底することはもちろん、「蚊を発生させない」ことも重要な対策になります。

厚生労働省や国立感染症研究所は蚊を発生させない方法として、6~8月はボウフラ退治を積極的に行うよう呼びかけています。、国立感染症研究所も「毎週土曜・日曜は、ボウフラ退治の日!!」というパンフレットを公開しています。

パンフレットによると、ヒトスジシマカなどの人を刺す蚊は卵から孵化して2週間でボウフラから蛹に変態し成虫となるため、1週間に1度、ボウフラの生育源となる水を捨てれば蚊は減るようです。

家の周りの水たまりポイントは

具体的にはどのような場所の水を捨てればいいのでしょうか。

パンフレットでは自宅周辺の典型的なボウフラの生育源として使っていない植木鉢や空の発泡スチロール容器、バケツ、しわの寄ったブルーシートなどを挙げています。これらは溜まった水を捨て、使用しないならば破棄する、保管する場合は倉庫や屋根のついた雨の当たらない場所に移動させるようにしましょう。

手水鉢や雨水を貯めるタンクなど大きなものは、水の中にメダカのようなボウフラを食べる生物を放つ、植木の根元にできる水たまりや木のうろは土で埋める、といった方法が提案されています。

自宅だけでなく、墓の花立てやポールの穴、放置された古タイヤ、排水溝の泥だめなど公共の場所にも多くの水たまりポイントがありますが、厚生労働省はこうした場所が気になる場合、自治体など管理者に連絡するよう呼びかけています。

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