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【けんこう歳時記】リンパの流れをよくしてむくみを解消

リンパは体内の排水溝

梅雨に入り、顔や体がむくみやすい、脚がだるく、疲れやすいと感じることはありませんか? それは、リンパの流れが滞っているせいかもしれません。

6月30日は、一般社団法人日本リンパ協会が制定した「リンパの日」です。リンパの流れが悪いと体がむくみやすくなることから「6(む)くみ(3)ゼロ(0)」の語呂合わせでこの日に制定されました。

「リンパ」とは、血液から漏れ出た液体成分(組織液)が組織内のリンパ管に入ったもので、リンパ液とも言います。全身に張り巡らされたリンパ管には、ところどころにリンパ節というソラマメのような形をしたふくらみがあり、ここでリンパの中の老廃物や細菌、ウイルスなどの異物を浄化して、静脈へと戻します。リンパは、体内の余分な水分や老廃物を排出する排水溝のような役割を果たし、免疫機能にも深く関わっています。

静脈やリンパの流れが滞り、組織液がリンパ管の回収容量を超えると、余分な水分や老廃物が皮下組織にたまります。これが、「むくみ」の正体です。

梅雨こそ体を動かそう

病気が原因のケースもありますが、健康な人でも、塩分の摂り過ぎやお酒の飲み過ぎ、肥満、冷え、「座りっぱなし」やストレスなどの生活習慣によって、むくみが生じます。

予防するには、血流やリンパの流れをよくすることがポイントです。座っている時間が長い人は、時々立って歩く、エレベーターではなく階段を使うなど、体を動かすよう心がけましょう。歩くことで足の裏がポンプの役割を果たし、血流やリンパの流れがよくなります。

塩分やアルコールの摂り過ぎは禁物です。喉が渇いて水分を過剰に摂り、余分な水分が排出しきれず、むくみが生じます。また、夏でも冷えには要注意。エアコンや冷たい飲み物で体を冷やさないようにしましょう。

梅雨時は外に出かけるのが億劫になりがちです。意識して体を動かし、リンパの流れをよくしてむくみを解消しましょう。

コメント
  1. 足の裏の前部に丸い粒粒ができていて、最近歩くととてもいたいのです。以前、脊柱管狭窄症を罹患して治ったと思ったのですが、その後遺症としか思えません。
    何か思い当たる方がおりましたら、直し方をお教え願いたく思います。

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