メニュー
ゲストさん
 

夏はダニに要注意! 高温多湿で増殖

ハウスダストの代表

一軒の家に数百万から数億匹も潜んでいると言われるダニ。高温多湿の梅雨から夏にかけて、繁殖や活動が活発になります。

屋内に生息するダニは、ヒョウヒダニ(チリダニ)、コナダニ、ツメダニなどが代表的で、これらのダニに刺されたり、糞や死骸を吸い込んだりすると、喘息や皮膚炎などのアレルギー症状を起こします。

もっとも多く見られるのがヒョウヒダニで、ほこりやフケ、アカなどを好むため、じゅうたんやベッド、布団、クッションなど綿埃が多く出るものや、フケや汗が付着しやすいものに多く発生します。人を刺すことはありませんが、ヒョウヒダニの体や死骸、糞はアレルギーを引き起こす「ハウスダスト」の一つになります。

コナダニは、小麦粉や砂糖、チーズ、煮干しなど、さまざまな食品を餌にして増殖します。ヒョウヒダニ同様、人を刺すことはありませんが、死骸が入った食品を食べるとアレルギー症状だけでなく、意識低下やショック症状などを伴うアナフィキラシーを起こす人もいます。また、大発生すると、コナダニを餌とするツメダニが増えます。ツメダニに刺されると、赤く腫れてかゆみが1週間ほど続きます。

粉物は放置しない

ダニが繁殖しやすいのは、気温20~30度、湿度60~80%の環境です。最近の家は気密性が高く、温度や湿度が保たれやすい環境にあるため、ダニにとっても居心地がよい住処になっています。

ダニによる被害を防ぐには、ダニが住みにくい環境にすることが大切です。気温も湿度も上がる夏は特に注意が必要です。換気をする、エアコンや除湿器などを利用する、掃除機をこまめにかけるなどの対策が有効です。ダニの温床になりやすい布団やクッションなどは、天日干しするだけでなく、布団クリーナーまたは布団専用ノズルを装着した掃除機をかけましょう。

お好み焼き粉やホットケーキミックスなどは、加熱調理してもアレルギー症状の発現を防ぐことはできません。開封したらすぐに食べるのが一番ですが、余ったら密閉容器に入れて冷蔵庫に保存し、早めに消費しましょう。

コメント

コメントを書く(クリックしてください)

関連記事
2023年4月3日

元気のヒント

室内ハーブを楽しもう!

暖かくなってくると、植物を育てようという気分になりませんか? ハーブなら香りが楽しめて、料理にも使えるというメリットも。選び方や上手に育てるためのポイントを押さえて、ハーブのある暮...
2023年3月24日

元気のヒント

春野菜でデトックス

ふきのとう、菜の花、たけのこ、春キャベツなど、春の一時期に出回る春野菜。独特な苦味や香りが特徴的なものが多いですが、苦味には、たまった老廃物を排出させるデトックス効果が期待できます...
2023年3月10日

元気のヒント

表情筋を鍛えましょう!

表情筋が衰えると、表情が乏しくなるばかりか、しわやたるみの原因にもなります。表情筋を鍛えてハリのある皮膚を保ち、いきいきとした豊かな表情をめざしましょう! 表情筋とは...
2023年3月6日

元気のヒント

美容と健康にイチゴが大活躍

イチゴは、おいしいだけでなく、体に良い成分がたっぷり含まれています。注目の栄養成分やおいしく食べる方法、人気の品種などを紹介します。 イチゴの豆知識 イチゴの歴...
2023年2月27日

元気のヒント

梅花ものがたり

寒さの厳しい季節に咲き始める梅は古くから日本人を魅了してきました。江戸時代の俳人、服部嵐雪が「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」と詠んだように、一輪また一輪と花開くごとに春の訪れを感じさ...
2023年2月24日

元気のヒント

もしかして冷えのぼせ

手足は冷えているのに顔や上半身はボーっと熱くなっている…。こうした「冷えのぼせ」の症状を訴える女性は少なくありません。原因は冷え症にあるといわれています。適切な対策をとり、不快な症...