メニュー
ゲストさん
 

筋力アップで認知機能も向上する「いまさら」と思わずにトライしよう

上半身、下半身の筋肉と認知機能の関係は

情報を受け取り記憶し、記憶した情報を適切に処理し行動に反映するという一連のいわゆる「認知」機能は運動や食事によって向上、改善することが知られています。

これに加え、フィンランドからは運動の負荷を高め、筋力を向上させることで認知機能も向上する可能性をしめす研究結果が発表されました。

研究内容は健康なフィンランド人男女338人(平均年齢66歳)を対象に上半身と下半身の筋力測定を実施。その後、国際的な認知症診断指標である「CERADバッテリー」という評価試験を受けてもらい、筋力のスコアと評価試験の点数の関係を分析するというものです。

筋力測定は「握力」のほか、下半身を測定する「レッグプレス(重りを足で押し上げるトレーニング)」「スクワット(重りを持って屈伸するトレーニング)」、上半身を測定する「ベンチプレス(重りを腕だけで持ち上げるトレーニング)」「シーテッドロウ(舟をこぐような動きを繰り返すトレーニング)」などによって計測しています。

筋トレは年齢に関係なく効果アリ

その結果、各部位の筋力を合計した「上半身の筋力」や「下半身の筋力」として算出したスコアが高くなるほど、評価試験の点数も高くなっていることが確認されました。

握力はまったく影響しておらず、研究者らは「認知機能への効果を期待して筋力トレーニングを行う場合、握力以外を測定すべきである」とコメントしています。

運動や認知機能との関係はさまざまな研究が発表されていますが、筋力に注目して認知機能との関係を分析した研究はほとんど例がなく、研究者らは今後さらに詳しく分析を進め、より効果的な筋トレ法などを模索していくようです。

筋力トレーニングは、適切なトレーニングと栄養補給を行うことで年齢に関係なく成果が期待でき、「いまさら始めても仕方ない」ということはありません。代謝機能の向上や動脈硬化予防、関節痛の解消なども期待でき、さらに認知機能も向上するとなると、万能トレーニング法として注目される日もくるかもしれませんね。

======
Slownetでブログやコメントを更新すると同じ趣味の仲間が見つかるかも!?人気のサークル情報などをお知らせするメールマガジンも受け取れる、Slownet会員登録はこちらから↓
Slownet会員登録はこちらから

コメント

コメントを書く(クリックしてください)

関連記事
2023年4月3日

元気のヒント

室内ハーブを楽しもう!

暖かくなってくると、植物を育てようという気分になりませんか? ハーブなら香りが楽しめて、料理にも使えるというメリットも。選び方や上手に育てるためのポイントを押さえて、ハーブのある暮...
2023年3月24日

元気のヒント

春野菜でデトックス

ふきのとう、菜の花、たけのこ、春キャベツなど、春の一時期に出回る春野菜。独特な苦味や香りが特徴的なものが多いですが、苦味には、たまった老廃物を排出させるデトックス効果が期待できます...
2023年3月10日

元気のヒント

表情筋を鍛えましょう!

表情筋が衰えると、表情が乏しくなるばかりか、しわやたるみの原因にもなります。表情筋を鍛えてハリのある皮膚を保ち、いきいきとした豊かな表情をめざしましょう! 表情筋とは...
2023年3月6日

元気のヒント

美容と健康にイチゴが大活躍

イチゴは、おいしいだけでなく、体に良い成分がたっぷり含まれています。注目の栄養成分やおいしく食べる方法、人気の品種などを紹介します。 イチゴの豆知識 イチゴの歴...
2023年2月27日

元気のヒント

梅花ものがたり

寒さの厳しい季節に咲き始める梅は古くから日本人を魅了してきました。江戸時代の俳人、服部嵐雪が「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」と詠んだように、一輪また一輪と花開くごとに春の訪れを感じさ...
2023年2月24日

元気のヒント

もしかして冷えのぼせ

手足は冷えているのに顔や上半身はボーっと熱くなっている…。こうした「冷えのぼせ」の症状を訴える女性は少なくありません。原因は冷え症にあるといわれています。適切な対策をとり、不快な症...