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【けんこう歳時記】8月7日――「ひふみん」の勝負フルーツはこれだった

ブランドバナナが高いのは…

日本で最も多く食べられている果物といえば、バナナ。手ごろな価格で年中手に入り、手軽な栄養源になることなどから、2000年ごろにみかんを抜いてトップになりました。
バナナは世界に300種類以上あると言われますが、日本で主に流通しているのは5、6種類。最も多いのは、フィリピン産のキャベンディッシュ種です。中でも、高地栽培のバナナは甘みが強く、「甘熟王」や「スウィーティオ」といったブランドで販売されています。高地では栽培に手間と時間がかかるため、ブランドバナナは通常より1房100円程度、高めの値段設定になっています。

さらに高級なのが、国産バナナです。スーパーなどで売られているものは、99%が輸入バナナですが、日本でも鹿児島や沖縄、岡山などでわずかに生産されています。市場に出回る数が少なく、1本数百円から千円もするものも。なかなか手に入らない希少品です。

3本食べてもカロリーはごはん1杯分

8月7日は「バナナの日」です。夏バテで体力を消耗するこの時期に、バナナを食べて元気に乗り切ってほしいと、「8(バ)」「7(ナナ)」のごろ合わせで、日本バナナ輸入組合が制定しました。
バナナ1本(100g)のカロリーは86kcalで、ごはん1杯のおよそ3分の1。満腹感がある割にカロリーは控えめです。炭水化物やたんぱく質のほか、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれるうえ、整腸作用のある食物繊維やフラクトオリゴ糖、抗酸化力の高いポリフェノールなど、機能性の高い栄養素が含まれているのが特徴です。

糖質が多い果物ですが、一方で、糖質をエネルギーに変えるビタミンB群も豊富に含んでいます。即効性のあるエネルギー源になり、腹持ちがよいので、朝食やスポーツの前などに最適です。

今年、77歳で現役を引退した棋士の加藤一二三さんは、バナナが好きで、対局中に十数本も食べたという逸話も。夢中で口に運びながら、次の一手を考えていたのでしょうか。ちなみに、「ひふみん」はバナナを逆からむく派。そのほうがむきやすいのだとか。一度、お試しあれ。

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