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がん保険、死んでも保険金が受け取れない?

死因は「がん」じゃないかも?

入院費用が心配で、あるいは遺される家族のためにと、かなり前に、がん保険に加入した人も多いのではないでしょうか。その保障内容、覚えていますか?

たとえば、がん死亡保険金。がんを患い、亡くなったとなれば、当然受け取れるはずと思いますが、ネット上では「直接的な死因ががんではない」という理由で満額もらえなかった、と気になるウワサが…。

実は、「がんで亡くなっても、直接的な死因はがんではない」というのは珍しいことではありません。がんになると免疫力が低下するほか、抗がん剤の影響など、さまざまな要因で、最終的には心不全や多臓器不全、肺炎などで亡くなることが多いのです。

一方で、死亡診断書の死因欄には、直接死因とその原因、そのまた原因…のように、(ア)から(エ)まで4段階の記入欄があります。(ア)の直接死因が「肺炎」でも、その原因が「肺がん」であれば、(イ)以下の欄に記入されるはず。「直接の死因」をどう捉えるかは、保険会社によるのかもしれません。約款に書かれていることを確認する必要があります。

医療の進歩で保障も変わる

街の保険相談窓口で聞くと、「明らかに因果関係がない場合は別ですが、がんが元で、肺炎で亡くなったのなら、保険金は受け取れるはずですが…」としながらも、「がん保険は治療のための保険。亡くなった場合の保障は期待しないほうがいい」とのこと。

というのも、近年、健診による早期発見や、医療の進歩によって、がん患者の生存率は上がっています。治療法も、以前は入院が必要だった抗がん剤治療や放射線治療は通院がメインになり、手術による入院期間も短くなっています。そのため、がん保険の保障内容も、昔と今とでは変わってきています。

その一つが、「がん死亡保険金」です。昔の保険では、がんで亡くなった場合に、まとまった金額が受け取れる商品が多いのに対し、現在では一般に少額か、死亡保険金の設定がないものも。

保険の考え方も、がんが「不治の病」から「通院して治す病気」に変わってきていることを反映しているようです。この機会に、がん保険の保障内容を、改めて確認しておくといいかもしれませんね。

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