第105回 ドライバーのプッシュアウトが続く時は

ドライバーのプッシュアウトが続く時は

　コースに出ると、練習場では出なかったショットが出てしまうことが多々あります。中でもドライバーのプッシュアウトが続く場合について今回は説明します。

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• 軌道と球の位置を修正

　　プッシュアウトとは、右方向に飛んだ球がそのまま右方向に真っ直ぐ飛んで行ってしまうという症状です。このプッシュアウトはフックボールと紙一重といえます。どういうことかと言うと、ターゲットラインに対してクラブがインサイドアウトの軌道になっているのです。このインサイドアウトの軌道で、フェース面が目標に対して90度（垂直）の場合であればフックボールとなり球はいったん右に出て目標方向に戻ってきますが、フェース面が目標よりも右方向を向いたままインパクトを迎えてしますと、プッシュアウトになるのです。

　スイングプレーンだけを見れば正確に打っている訳ですが、実質はターゲットラインに対して右に向いた軌道で打っている訳ですから、結果として目標よりも右に球が飛ぶ訳です。これらがプッシュアウトの原因です。原因が分かればあとはどのように修正するかですが、ターゲットラインに対し、スイング軌道をインサイドアウトからインサイドスクエアインサイド、もしくはアウトサイドインの軌道にします。

　次に球の位置が右サイドに入ってはいないかを確認してください。この2点を修正することで、ドライバーのプッシュアウトが続くミスはなくなるはずです。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
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