第146回 家で行うパッティングの練習方法

家で行うパッティングの練習方法

　スコアアップに欠かせないのが、パッティングの練習です。ではそのパッティングの練習を自宅で行う場合の有効な方法について説明したいと思います。

• 
• パターを手に馴染ませておくことが大切

　家の広さによっても異なりますが、例えば室内に絨毯があるとか、パターマットがあるなどの場合は、常に手の届く範囲にパターを置いて、ちょっとした時にすぐ球を転がせるという状況を作っておきましょう。そうすることでパターの重さやヘッドの効き具合といったフィーリングを養うことができるようになります。常日頃から手に馴染ませておくことが大切なのです。

　次に有効なのは、パターのストロークでヘッドが真っ直ぐに引く練習です。いくらパターが手に馴染んでも、狙った所に打てなければ意味がありません。そのためにもパターヘッドが真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ打ち出されなければなりません。

　ではその練習方法ですが、マットや絨毯に糸をピンと張り、その上で素振りや実際に球を打って見るのもいいでしょう。また、面白い練習としては、球を2つパター面と平行に縦に並べ、そして同時に打ってください。正確に真っ直ぐにテークバックされていれば、2つきれいに転がって行きますが、そうでない場合は、どちらかの球が先に転がっていってしまいます。

　さらに一歩進んだパッティングの練習として、球の高低を打ち分ける練習も効果的です。今回は要点を絞って説明しましたが、自宅での練習ではカップに入る、入らないということではなく、あくまでもフィーリングやフェースの向きといった練習をすることの方が効果的です。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/