第208回 球が右にも左にも曲がってしまう

球が右にも左にも曲がってしまう

　球筋が安定せず、右にも左に曲がってしまいスコアがまとまらない、ゴルフにならないという人はいませんか。今回は、球が右にも左にも曲がってしまう、ということについて説明したいと思います。

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• 球の位置は左足かかと内側の線上に置きましょう

　球が左右にバラけてしまう根本の原因は、球の位置が正しくセットされていないということに尽きます。他には体重のかかり具合が前後左右5対5になっているか、またアドレス時の前傾角度が適正かどうか、ということも影響してきます。

　根本でもある球の位置ですが、通常のショットを行う場合正しい球の位置は、左足かかと内側の線上になります。この位置よりも左側に球がセットされてしまうと、左方向に飛びやすくなりますし、右側にセットされると右方向に飛びやすくなります。球の位置を間違う人の場合、球を右側に置いているケースがほとんどです。球を右側、つまり体の内側に持ってくるということは目標よりも右方向に飛び出し、しかも球は上がってはいきません。するとアマチュアの皆さんは手首を使い、すくい打ちをしたり、こねたりして微調整してしまいます。そうしたスイングを繰り返すうちに基本とは離れたスイングが出来上がり、調子が悪くなり球が左右にバラけてしまうという結果になっていくのです。このように一つのエラーが次々にエラーを招き、悪循環へと陥ってしまいます。

　まずはアドレス、特に球の位置、重心の掛け方、そしてアドレス時の前傾角度を入念にチェックすることから始め、基本スイングの習得に努めてください。

提供：日本プロゴルフ協会
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