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もしかしたら、脳卒中の前兆かも?

頭痛がひどい、ロレツが怪しくなった・・・

先ごろ、女優の河合美智子さんが脳出血を患い闘病中であると報じられ、話題となりました。

河合さんは処置が早かったこともあって大きな後遺症はなく、仕事復帰に向けてリハビリを進めているとのことですが、脳出血などの脳血管疾患は、命をとりとめたとしても、後遺症が残る場合が多く、寝たきりになる最も大きな原因になっています。

脳出血・脳梗塞・くも膜下出血を総称して脳血管疾患(脳卒中)といいます。脳卒中は、はっきりとした前兆なしに、ある日突然起こることがほとんどですが、脳出血などでは、比較的小さな初期症状から徐々に症状が重くなっていく場合があるといわれます。

発症後は、できるだけ早く適切な治療をすることが求められます。ダメージを最小限にとどめることができるからです。それには、本人か周囲の人が、初期症状に気づく必要があります。

日本脳卒中協会では、次のような症状が突然現れた場合は、一刻も早く専門病院を受診するよう呼びかけています。

・片方の手足・顔半分の麻痺・しびれが起こる(手足のみ、顔のみの場合もあります)

・ロレツが回らない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない

・力はあるのに、立てない、歩けない、フラフラする

・片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が欠ける

・経験したことのない激しい頭痛がする

自分でできる脳出血の前触れチェック

なんとなく変かなと感じた時に、自分で簡単に判断できる「ACT-FAST」というテストもあります。米国脳卒中協会が作成したもので、鏡を見ながら自分で行うことができます。

・「Face(顔)」笑顔を作る ・・・片方が下がっていませんか?

・「Arm(腕)」両腕を上に上げたままキープ ・・・片方が下がってきませんか?

・「Speech(言葉)」短い文章を言う ・・・ロレツが回っていますか?

・「Time(時間)」3つのうち1つでもあてはまったら、すぐに病院へ

「日本脳卒中協会秋田県支部」「茨城県立健康プラザ」「大阪がん循環器病予防センター」などでは、血圧値や血糖値などの身体状況や日頃の生活習慣などから脳卒中のリスクを予測できるツールを公開しています。発症してからでは遅いので、脳卒中になりにくい身体づくりを心がけること、危険なサインを見逃さないことが大切です。

まずは自分の身体の状態を知ることから始めてみてはいかがでしょう。

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