ジェームズ・ボンドが禁煙していた　昔はヘビースモーカーだったのに

1960年代はヘビースモーカー

007シリーズの主人公であるジェームズ・ボンドのトレードマークといえば、アルコールに美女にタバコ、というイメージがあります。

しかし、そんなボンド自身は2002年以来映画の中でタバコを吸っていなかったことが、ニュージーランドの研究者の調査によって判明しました。冗談などではなく、禁煙研究の学術誌に論文も掲載された真面目な研究です。

調査によると最も喫煙量（喫煙シーン）が多かったのは、1960～70年代に制作された、ショーン・コネリーが主演を務めている7作品でした。

その後も喫煙は続いていたものの、2002年にピアース・ブロスナン主演で公開された「ダイ・アナザー・デイ」を最後に、喫煙シーンはなくなったそうです。

本人は吸っていないが…

これ以降、ボンドは2015年に公開された「スペクター」までまったくタバコを吸っていませんが、ボンド以外の登場人物たちはまだ禁煙できていないようです。映画の中で1回も喫煙シーンが出てこないのは2006年公開の「カジノ・ロワイヤル」だけで、それ以外の作品では必ず喫煙シーンがありました。

研究者たちは「人気シリーズの主人公であるボンドが禁煙を続けているのはいいことだが、ボンド以外の登場人物がタバコを吸っているのは、若年層に悪影響があるのではないか」とコメントしています。

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