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【けんこう歳時記】1月23日――花粉対策はお早めに 西日本で前年比2~3倍の予想

2月上旬から飛び始める

いまや国民病と言われる花粉症。1月23日は、花粉対策問題事業者協議会(JPOC)が制定した「花粉対策の日」です。「春の花粉対策は1、2、3月がポイント」という理由から、3つの数字が並ぶこの日に決まりました。

花粉症の人にとって気になるのが、シーズン開始時期と飛散量です。

気象庁が2016年12月6日に発表した「2017年春の花粉飛散予報(第2報)」によると、今春のスギ花粉の飛散開始時期は例年並みで、2月上旬には九州北部や中国、四国、東海地方の一部で花粉シーズンが始まる見込み。スギとヒノキ(北海道はシラカバ)の飛散量は前年と比べ、近畿地方で360%、九州・四国で260~270%と西日本で非常に多く、中国・東海は多い、関東地方ではやや少ない、東北・北海道では少ないと予想されています。

スギ花粉は飛散が始まって1週間~10日後くらいから量が増え、その後4週間程度がピーク。つらい症状を軽減するには早めの対策が有効です。

いますぐ始める花粉対策

シーズン前にやっておくセルフケアは、生活習慣の改善が中心です。

  • 適度な運動と良質な睡眠を心がけ、正常な免疫機能を保つ
  • 鼻の粘膜を正常に保つため、たばこは控える。お酒もほどほどに
  • 食事は栄養バランスよくとる

医療機関での治療も、症状が出始める前の「いま」がまさに始め時です。この時期には、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの薬物療法が基本。早めに服用することで症状の発現を遅らせたり、症状を軽くしたりする効果が期待できます。

また、花粉についての知識を持つことも大切です。東京・上野の国立科学博物館では現在、企画展「花粉と花粉症の科学」が開催されています(2017年3月20日まで)。花粉症の発症メカニズムから、衣服やマスク、メガネなど花粉対策商品、予防や治療法など医療分野における最新の研究まで、さまざまな知識を得ることができるので、お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

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