「人生に満足」、シニアほど高い理由は？

「人生経験」が左右する

これまでの人生を振り返り、「満足」と自信を持って言える人は、どのくらいいるのでしょうか？

プレジデンシャル・ジブラルタ・ファイナンシャル生命保険が20～79歳の男女2000人を対象に実施した「人生の満足度に関する調査2016」によると、人生の総合的な満足度について、60～70代は「非常に満足している」が11.5％、「満足している」が55.3％で、7割近くの人がおおむね「満足」と回答し、ほかの年齢層に比べて10％以上高く、年代が上がるほど人生の満足度は高い傾向にありました。

シニアほど人生の満足度が高いのは、なぜでしょうか。

調査ではさらに、「性格」「外見」「スキル・能力」「センス」「育った環境」「人生経験」について自分自身への満足度を聞いたところ、いずれの項目でも「満足している」と回答した人のほうが、人生への満足度も高い傾向にありました。とくに「人生経験」では、満足と答えた人と不満と答えた人とでは、人生の満足度に大きなギャップがありました。若者よりシニア層の人生満足度が高いのは、豊かな経験を積み、スキルを身につけたという自信があるからかもしれません。

旅行、終活、そして必要なのは…

では今後、人生の満足度をさらに向上させるためには、何が必要なのでしょうか。

「人生の満足度を向上させる趣味・レジャーは？」という質問に対して、60、70代で男女ともに最も多かったのは「旅行」。また、「元気でいられるうちに、ぜひこれはやっておきたい・やってみたいこと」についても、「行きたかった場所に旅行する」がトップでした。

一方で、「相続や遺品整理の段取りをしておく」「自分の葬式、墓の手配をしておく」という回答も、とくに女性に多く見られました。旅行や趣味をアクティブに楽しむ一方で、終活を着実に進めたいと考えていることがうかがえます。

そのためには、元気に動けることが大前提です。日々の健康づくりは、人生の満足度を高める究極の方法、と言えるかもしれません。

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