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チョコレートも健康志向? シニアのバレンタイン事情2017

もらうだけでなく逆チョコも

「遠き日の 思い出うかぶ 妻のチョコ」

長く連れ添った夫婦の情景が浮かぶ一句は、68歳男性の作。メリーチョコレートカムパニーが毎年実施している「バレンタイン今どき川柳」の入選作(2004年)です。

日本にバレンタインチョコが浸透したのは1970年代。当時10代、20代だった世代は今、バレンタインにどのような意識を持っているのでしょうか。

製菓会社の「明治」が昨年12月、10~70代の男女2000人を対象に実施した調査によると、60~70代の女性のおよそ4割が「今年のバレンタインにチョコレートをあげる予定」と回答しています。

一方、同年代の男性は、「今年もらう予定」が4割以上で20代と同率。「毎年もらっている」人は60代で85%、70代では92%とどの年代よりも高く、男性から女性への「逆チョコ」を贈る人も70代では4割で、20代の倍以上という実態が明らかになりました。

「チョコレートをあげる・もらう相手」は、男女とも「配偶者」がトップ。次いで「息子・娘」が多く、「恋人」は60代女性で5.2%、男性6.5%でした。

甘いも苦いも知りつくし

近年、健康に良いとされる成分を高配合した健康志向のチョコレートが各社から発売されています。

チョコレートの原料、カカオ豆に含まれるカカオポリフェノールには活性酸素を抑える働きがあり、動脈硬化の予防や血圧の低下など、生活習慣病の予防に有効であることが報告されています。さらに最近、カカオ豆に含まれるたんぱく質が便通改善に役立つことが明らかになり、「高カカオ」チョコが注目されています。

「明治」の調査でも、60代の約半数、70代の約6割が「健康志向のチョコをあげたい・もらいたい」と回答しています。高カカオチョコレートには苦みが強いものも多いのですが…。

「妻のチョコ 甘いも苦いも 知りつくし」 (「バレンタイン今どき川柳 2009年」より)

何十回目かを数える今年のバレンタインも、味わい深い思い出になるでしょう。

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