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【けんこう歳時記】3月3日――ピタリとはまる快感! ジグソーパズルの魅力

地理の教材から発展

3月3日は、「ジグソーパズルの日」です。ジグソーパズルメーカー会が、数字の3を2つ並べ、左側の3を反転させて組み合わせると、ピタリとかみ合うことから、この日を選んだそうです。

ジグソーパズルの発祥は16世紀半ばのイギリス。彫刻家で地図職人のジョン・スピルベリーが、子ども向けの地理教材として製作したのが始まりです。「分解地図」と呼ばれ、欧米の上流階級の人気を集めました。当時は木製で、糸鋸(Jigsaw)を使って作ることから、ジグソーパズルと呼ばれるようになりました。

手作りのジグソーパズルは高価で、富裕層の楽しみでしたが、20世紀に入り、厚紙のジグソーパズルが量産されると、広く一般に普及しました。

日本での歴史は浅く、1974年、名画「モナリザ」の初来日に目をつけた玩具商社が、ドイツ製の「モナリザ」のジグソーパズルを輸入したことがきっかけです。その後、国内でも製造されるようになると、瞬く間にブームになりました。

エリザベス女王やビル・ゲイツも大好き

ジグソーパズルの醍醐味は、ピタリとはまったときの快感と、絵柄が完成していくワクワク感。最近では、地球儀などの立体パズルや、ピースを組み替えると万年カレンダーになるもの、白または黒一色で難易度が高いもの、5000色・5000ピースのパズルなど、バリエーションも豊富です。

一方、昔ながらのハンドカットの木製ジグソーパズルは、コレクターに根強い人気があります。なかでも米ステイヴ社製のパズルは「ジグソーパズルのロールス・ロイス」と称され、エリザベス女王やビル・ゲイツも御用達だとか。

ギネスブックに登録されている世界最大のジグソーパズルは、55万1232ピース。1600人の学生が協力して完成させたそうです。どんなにピース数が多くても、ひとつとして同じ形がないのは、不思議ですね。

趣味に、ひまつぶしに、頭と手指の体操に――ジグソーパズルは、単純なようで奥が深い、不朽のエンタテインメントなのです。

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