【けんこう歳時記】5月24日――栄養豊富なきのこで「菌活」
「菌」の訓読みは?
美容や健康に関心が高い人の間では、すでに定着している「菌活」。体によい菌を毎日の食事に取り入れる活動のことで、「きのこ~の~こ~のこ」というCMでおなじみのきのこ総合企業、ホクトが考えたものです。
「菌」の訓読みが「きのこ」であるように、きのこはまさに「菌のかたまり」で、ヨーグルトや納豆などと異なり、菌そのものだけを食べる唯一の食材です。ホクトは、きのこの栄養素や効果を生かしてほしいと、5月24日を「菌活の日」に制定しました。日付は2013年に、同社がテレビコマーシャルで「菌活」という言葉を初めて全国に発信した日だそうです。
きのこは、植物でも動物でもない第三の生物群「菌類」に属し、「菌糸」と呼ばれる細い糸が集まってできています。菌糸は木や土の中で伸び広がります。私たちが普段「きのこ」と呼んでいるのは、「子実体(しじつたい)」と呼ばれる胞子をつくる器官で、植物でいうと花にあたる部分です。同じ菌類のカビとは、この子実体の大きさで区別され、子実体が目に見える大きさのものが「きのこ」に分類されます。
きのこを主役に
しいたけ、しめじ、まいたけ、きくらげ、えのき…と、たくさんの種類がありますが、共通しているのは、食物繊維とビタミンB群が豊富なこと。食物繊維は便通の改善だけでなく、腸内環境を整えることで、生活習慣病の予防にも役立ちます。ビタミンB群は、疲労回復や糖質・脂質の代謝、美肌など、美容と健康に欠かせないビタミンです。
また、まいたけやしいたけに多く含まれるビタミンD2には、カルシウムの吸収を助ける働きが、ブナシメジに多く含まれるアミノ酸の一種、オルニチンは脂肪燃焼効果や、肝臓の働きを助ける効果が期待されています。
カロリーを抑えるためだけに使うのはもったいない! 焼きしいたけにてんぷら、きのこのマリネ、パスタに炊き込みご飯など、きのこを主役に、菌活を始めてみませんか?
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一日400gを取るためには
キノコは、お助け食材です。
種類も増え
炒めて、蒸していろいろ
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