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外出の際はマダニ対策を 咬まれると命を落とす感染症になることも

「ダニに咬まれた」だけでは済まないかも

5~6月は屋外に出ることも多い時期ですが、マダニが活発になる時期でもあるため、厚生労働省や国立感染症研究所がマダニ対策を十分に行うよう注意を呼びかけています。

マダニは吸血性のダニで、森や草地などに住んでいる場合が多いとされていますが、家の庭や裏山、住宅地にある緑地などにも生息していることが確認されており、珍しいダニというわけではありません。

さらに吸血をするだけでなく、「日本紅斑熱」や「ライム病」などの病気を媒介することでも知られています。「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」という、治療薬やワクチンが存在せず、死者も発生している病気に感染するリスクがあることも確認されており、一層ダニ対策をする必要があります。

皮膚の露出を抑える

国立感染症研究所はマダニがいると思われる場所に行く場合は、できるだけ皮膚が露出しないよう長袖・長ズボンを着用することを推奨しています。

また、首や手首、足首などわずかに露出している部分をマダニに咬まれることがあるため、首にはタオルを巻く、ズボンのすそは長靴の中に入れたり靴下で覆う、シャツの袖口を軍手や手袋の中に入れるよう呼びかけています。

現在はマダニの忌避剤(虫よけ剤)が販売されており、服の上から「ディート」や「イカリジン」といった忌避剤を吹きかけておくことで、より高い防ダニ効果が期待できるようです。

帰宅後はシャワーを浴びて体を洗い流す、来ていた衣類はビニール袋などに入れて密封し、他の衣類とは分けて洗濯するといった注意点も挙げられています。

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